特集 : 全国のお肉屋さん紹介有限会社 河原精肉店有限会社 河原精肉店 明治40年頃に魚の行商から始まり、徐々に肉を食べる習慣がついた頃から肉屋として由布院に開業。当初、店舗は金鱗湖の方にあったのだが、大正14年に由布院駅が開業したのに合わせて、新しい駅前の方が繁栄するだろうと考え、現在の川上地区に移転。 大分産豊後牛を中心に黒豚や宮崎地鶏を販売してきたが、時代の流れからか、やはり客足が大型店やスーパーなどに流れるようになった。昔は夕方にはお客様が店頭にいっぱいで手が回らないくらいだったが、段々と小規模店は厳しくなっていく。 昔からのお客様にきていただきたいので一人一人を大事にしていきたいと対話を大切にして、店の雰囲気もあえて変えずに、昔ながらの店づくりを心掛けているそうだ。その努力の甲斐があり、確かに気軽に声をかけてくれる地域に密着した店舗となっている。 様々な風評被害の時も大変だったという。食肉トレーサビリティで個体識別番号を付けねばならなかったり、お客様から肉の産地を確認されたり。昔からのお店の暖簾を壊したくなかったから品不足で仕入れも大変だったが、豊後牛の取扱いだけは減らさないように極力注意し努力したそうだ。 おかげで遠方の方も「あそこに行けば豊後牛がある」と足を運んでくれ、昔からのお得意さんは「肉屋さんにこないと美味しいお肉は食べられないな」と言って戻ってきてくれたそうだ。 不景気の中、家業を継ぐのも大変な時代だが、現在は長女の河原 糸美さんが四代目を継ぎ、なお一層の期待がかかっている。有限会社 河原精肉店食肉・惣菜全般一人一人との対話を大切にして昔ながらの店づくり38 39全国のお肉屋さん成功事例集大人気の唐揚げの秘密は、三代目が味を作り上げた手作りの極秘タレ。地元のお客様の口コミから始まって、メディアにも取り上げられ、今では観光客が並んで買いにくる。
●立地・沿革
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