加工研修会 成果報告書
令和2年度 食肉流通機能強化推進事業
(食肉流通機能強化推進事業)
組合員の皆様へ
令和2年度 食肉流通機能強化推進事業
(食肉流通機能強化推進事業)
加工研修会成果報告書をアップいたしました。
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はじめに
全国食肉事業協同組合連合会は、農畜産業振興機構の補助による「食肉流通機能強化推進事業」で、ドイツ・ソーセージ製造の専門家を講師に招き、食肉加工製造技術を習得するための製造実演研修会を実施しています。事業は自店独自の手づくりソーセージを製造販売し、組合員店の経営改善に役立ててほしいという趣旨で、平成15 年から令和元年度まで16 年間にわたり開催されており、受講生は延べ560 人を数えます。
研修会は、食肉の低需要部位の有効活用等による付加価値商品の開発、販売品目の多様化を通じて食肉専門店の経営強化を図るための新たな食肉加工品の開発、および商品化技術の普及を図ることを目的に行われているものです。
毎年、ソーセージ加工技術の習得に意欲をもつ多数の組合員が参加し、16 年におよぶ研修会により、中には精肉店を営みながらソーセージづくりを新たにスタートさせた人も出てきており、また手づくりソーセージによる新事業の展開など、組合員の経営力強化につながる成果が出てきています。
令和2年度は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、研修会の開催は中止しましたが、講師を務めていただいている佐野友俊氏と佐野弘行氏にインタビューを行い、食肉専門店での加工品製造・付加価値化のメリットや課題、これまでの研修会の成果などをお聞きしました。
また、研修会参加者の中から導入・取組事例として2件の取材・調査を行いました。これらに加えて、研修会で教えている主要アイテムのレシピ、資料として食肉加工製造の基礎知識などを掲載し、「唯一無二の商品で経営力アップ―食肉加工品製造技術研修会成果報告書」として取りまとめました。本書により、食肉専門店が手づくりソーセージに取り組むこと、さらに研修会の意義と魅力があらためて広く伝わり、組合員および業界の発展につながっていくことを期待しております。
全国食肉事業協同組合連合会 会長 河原光雄
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