平成24年2月27日
道府県食肉事業協同組合(連合会)
会長各位
事務局各位
全国食肉事業協同組合連合会
事務局
最近の状況報告・事務連絡
1. 生食関係(ユッケ等)
① 生食(ユッケ等)の加工新基準が10月1日に施行された。
② 流通・加工・調理の実態から掛け離れた、矛盾に満ちた基準のため、
窓口折衝を続けている。
ア、流通の実態を無視するな(枝肉から切り出して、生食材料を作れ)
イ、タタキは、生食ではない等
③ 同等の効力をもつ、加工の容易な殺菌方法を、実験し提案する予定。
(新基準では、表面から1cmの所が、60℃以上で、2分間保つ、となって
いるが、検証が容易でない)
ア、沸騰水で加熱殺菌
イ、加熱(120℃前後)した油で、殺菌
ウ、ガスオーブン等、直火で加熱殺菌
今、東京大学、食肉科学研に依頼して実験中、3月には結論を出す。
2. レバーの規制について
① 厚労省は、レバーの生食を規制する方向で動いている
平成23年12月20日、平成24年2月24日に薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品部会、を開催
② 「牛レバーの胆管・胆汁、レバーの表面には、腸管出血性大腸菌(0・157)、カンピロバクターが存在するので危険」という報告。
委員からの疑問提示殆どなし。
③ 当方より反論 (別紙PDF参照)
ア、肝臓の表面が、腸管出血性大腸菌に汚染されているものが多い
これは、レバーの衛生的処理が出来ていないものを、検体として使用している。 これは、食肉検査員と作業員で、防止出来る
イ、早期に、胆のうを除去し、胆管(胆汁)を洗浄処理すれば、生で食べても 問題ないのでは。
④ 洗浄試験等を実施中
全肉連では、副産物協会と共同歩調で、衛生的な処理・加工の提案を実証実験中
3月末までに、一定の資料を提出する予定、
厚生省はこのまま規制する方向で行く姿勢、状況は厳しい
3. 東京電力福島原発事故関連
① 東電との賠償交渉内容
(ア) ハム・ソー組合、東京卸商、日本食肉流通センター卸組合と協議会を形成し交渉。今も交渉を継続している。
(イ) 8月31日までにと畜、9月までに仕入れ、保管している17道県産の牛肉は、処分する。
※ 牛肉の仕入れ価格から販売予定価格を算出し、その価格を賠償する 処分費用等も持つ。
※ 各県肉連を通じ、食肉販売業者(会員等)に連絡
① 北海道 ②山形 ③ 宮城 ④ 福島 ⑤ 神奈川 ⑥新潟 ⑦石川 ⑧ 静岡 ⑨愛知 ⑨三重 ⑩大阪 ⑪ 兵庫 ⑫和歌山 ⑬広島 ⑭香川 ⑮ 愛媛 ⑯福岡 ⑰大分 ⑱宮崎 各県肉連会員の申請あり。
※ 申請事業者数 127者
申請事業者とは、全肉連が直接連絡し、事務処理を行う。
※ 初めの賠償金受取平成23年12月末、その後毎月請求
(ウ) 処分・検品等・・・県肉連の協力をお願いしたい。
※ 焼却処分が容易に行えない
農水省の協力を得て、市町村の処分場にお願いしているが、セシウム検査書の提出等条件が付き折衝難航する事が多い
※ 県肉連には、検品の協力をお願いしている。(山形、神奈川他)
今後も、お願いしたい。
※ 応分の費用(事務費を含め)は、後日支払う。
(エ) 放射線検査費用
※ 11月15日までの放射線検査費用を取りまとめ中
※ 各県肉連を通じ、食肉販売業者(会員等)に連絡
※ 申請事業者とは、全肉連が直接連絡し、事務処理を行う。
今後についても、放射線検査費用は、東京電力で、損害賠償に応じることとなっており、帳票類(検査結果表、検査費の請求・領収)を保存整理しておくように組合員さんに連絡して下さい。
(オ) 売上減少に伴う逸失利益の賠償請求について
※ 3月までに方針決定予定
※ 但し、確定申告等(月別棚卸試算表等)客観的資料が必要
4. 放射線基準値の変更について
① 食肉の暫定基準値
今までは、放射線セシウム500ベクレル(kg)以下であった。
② 4月1日から、これが100ベクレル以下となる。
※但し9月30日までは猶予期間
※しかし、得意先(食品チェーン店等)からは、4月1日から新基準
しかも、50以下、20以下との情報あり
③検査体制が不備
※全肉連として、農水説明会で、厚労省の担当部署である基準課長にたい
し、検査体制が整わないうちに、新基準に移行すべきでないとの意見を
発言。・・考慮するような様子ではなかった。
※厚労省調査 牛肉56,686検体中
100ベクレル以下が98.27%(1.73%が超)
※風評被害の広がる恐れ。
5. 東日本大震災対応
① 3月で震災から1年目となる。
② JRA事業等で店頭販売活動を実施(330店舗)
③ 3月3(土)・4(日)に有楽町駅前で、福島・宮城・岩手の食肉の試
食・販売を実施予定
※ 主催は「中央畜産会」、全肉連も参加
岩手・宮城・福島の各県肉連が地元より食肉を運搬、各県の幹部により、牛肉の試食と、販売を行なう。
※ 全肉連では、その後集まった義捐金を使用して、地元には負担をかけずに行う。
※ 各県肉連では、東京在住の知人に呼び掛け、購入を依頼して下さい。